2015/09/15

生体反応リモート検知システム

パッと閃いたことを記す ━ だから確固たる根拠も無いし、スタディもしていない。

さて、多くの犯罪には、自動車が関わっている。
自動車に対する窃盗の類というより、むしろ、自動車の「中に他人を無理やりに連れ込んだ」犯罪、たとえば誘拐、強盗や傷害や殺人など。

ところで ━ 自動車とは本当に個室だろうか。
ホテルの部屋は確かにプライベートな個室空間といえる、が、自動車の場合、公道を走行するかぎり、それ自体がまさに公道と同じじゃないか。
そもそも、公道において自動車の中だけが密室であると考える方が、おかしいのだ。
そして、公道に監視カメラが設置されるのなら、まったく同じ理由で、自動車の中だってリモートに監視されて然るべきだ。

いや、それだと自動車内のプライヴァシーが守られない、と反論ゴウゴウかもしれない。
いやいや、互いに知った者同士で何しようが勝手にどうぞ、そんなことより、「車内に居るはずのない人間が乗り込んでいる車両」を、リモートに検知したらどうかって言ってんのよ。
このくらい、やりゃぁ出来るんでしょう?

まず簡単なやつ。
少なくとも自家用車とレンタカーはすべて必ず、運転者と家族の指紋なり虹彩なりの生体データを初期登録必須とする。
かつ、「それ以外の人間を同乗させる場合も、その人物の生体データを必ず追加登録必須」 というシステムとすればよい。
そして一方では、道路に一定間隔で設置された検知デバイスによって、走行中の一台一台の車内から生体データを常時受信すれば、どの車両に誰が乗車中かがいつでも遠隔検知出来る。

問題は、そんな生体データ登録プロセスを経ずして、どういうわけか乗車人数が増えている自家用車だ。
それこそが、「誰かを強引に連れ込んだ」疑いがあるのだ。
ならば、走行中車両の「車内におけるCO2など何か生化学反応の変化」を検出するよう、相応の検知デバイスを道路に設置すればよい。
車両内の生体反応における明らかな変動=「誰かが強引に乗車させられた」とおぼしき走行車両を、随時追跡が出来ればよいのだ。
(車外排出のCO2の分析に熱心なら、走行中車内のCO2の変化量こそ精密に検知すりゃいいんだ。)

もちろん、同じような生体反応検出システムによって、走行中車両内の人間による麻薬類使用、酔っ払いなども随時検知・追跡ができよう。

…と、ここまで書いていてやっと気づいたが。
そもそも、こんな程度のことはとっくのとぅに実践済かもしれない。
そうであったとしても、とりあえずは知りようがないが。

以上